若柳壽延について

日本舞踊五大流派の一つである若柳流三世宗家二代若柳寿童の長男として1953年京都に生まれる。
12歳で若柳流四世家元を継承。
日本国内は元よりハワイ・シカゴ・韓国・香港など世界各国で公演を開催し、ヴァチカン宮殿ではローマ法皇の御前で日本舞踊を披露するなど、日本舞踊の紹介に努める。
1990年文化庁芸術祭賞・花柳寿應賞第五回新人賞を受賞。
流儀主催公演・リサイタルを開催する他、公益社団法人日本舞踊協会・国立劇場主催公演にも数多く出演。
振付作品も多数、各地で講演も行う。
2001年(公・社)日本舞踊協会理事に就任、2015年から常任理事に就任する。
現在名取総数約4000人を全国各地に持つ。
若柳壽延プロフィール
- 昭和28年
- 若柳流三世宗家二代若柳寿童の長男として京都に生まれる。
- 昭和40年
- 四世家元若柳吉正蔵を継承する。
- 昭和41年
- 若柳正蔵に改名する。
- 昭和57年
- 三代若柳吉蔵を襲名し、東京・歌舞伎座、大阪・新歌舞伎座にて襲名披露公演を開催する。
- 昭和60年
- 若柳壽延に改名する。
- 昭和57年
〜61年 - ハワイ・ホノルル公演をはじめ、香港、ヴァチカン、韓国・ソウルにて若柳流舞踊公演を開催する。ヴァチカンでは、同宮殿で行われた国連国際青年年記念の集いの際、ローマ法皇の御前で日本舞踊を披露する。
- 昭和62・63年
- 全国各地にて日本古典歌舞伎舞踊チャリティ公演を開催する。
平成元年 第一回「若柳壽延リサイタル」を東京・国立劇場にて開催する。 - 平成3年
- 第二回「若柳壽延リサイタル」(平成2年開催)の成果に対し、平成2年度文化庁芸術祭賞を受賞、同じく花柳寿應賞第五回新人賞を受賞する。
国立文楽劇場(大阪)にて亡父寿童の三回忌追善公演を開催する。 - 平成5年
- 歌舞伎座にて「若柳流創流百年・三世宗家若柳吉蔵五十回忌追善舞踊公演」を開催する。
- 平成6年
- 新歌舞伎座にて前項及び・三世宗家二代若柳寿童七回忌追善若柳流舞踊公演を2日間にわたり開催する。日本大学芸術学部にて第37回春期舞踊学会「既成流派の活動」のシンポジウムで講演する。
- 平成7年
- 京都府主催による高齢者のための(財)京都SKY大学にて「日本舞踊の心と技」と題して講演する。(以降、平成22年まで年一回講演)
- 平成8年
- シカゴ日本商工会議所主催の「シカゴ・ジャパン・フェスティバル」に参加し日本舞踊を披露する。
平成8年度文化庁移動芸術祭日本舞踊公演、伊勢皇大神宮御鎮座二千年記念の奉納舞踊に出演する。 - 平成9年
- 文化庁及び(財)日本舞踊振興財団主催の日本舞踊・米国公演「俊寛」に五大流派若柳流の代表として出演する。
- 平成12年
- 前項と同じ舞踊公演が「ドイツにおける日本年」認定事業としてドイツのベルリン・ライプツィッヒ・ワイマールで開催され「俊寛」に出演する。
大阪・松竹座にて「三世宗家二代若柳寿童十三回忌追善若柳流舞踊公演」を2日間にわたり開催する。
東京・国立大劇場にて同じく舞踊公演を開催する。 - 平成13年
- (公社)日本舞踊協会理事に就任する。
- 平成14年
- 東京・国立大劇場にて第十回「若柳壽延リサイタル」を開催する。
- 平成17年
- 大阪・新歌舞伎座にて「三世宗家二代若柳寿童十七回忌追善若柳流舞踊公演」を2日間開催する。
- 平成19年
- 東京・国立大劇場にて「若柳流舞踊公演」を2日間開催する。
- 平成21年
- 新装になった大阪サンケイホールブリーゼにて、日本舞踊の柿落としの会を開催する。
- 平成24年
- 「三世宗家二代若柳寿童二十三回忌追善若柳流舞踊公演」を大阪・国立文楽劇場にて2日間、同じく岩手県民会館大ホールにて開催。
- 平成27年
- (公・社)日本舞踊協会常任理事に就任。
「若柳壽延の会」「若柳流舞踊公演」を東京・国立小劇場にて開催。 - 平成30年
- 「三世宗家二代若柳寿童没後三十年追善若柳流舞踊公演」を大阪・国立文楽劇場にて2日間、同じく岩手県民会館大ホールにて開催。